社内報担当者の「仕事内容」
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社内報の新担当者になられた方に、社内報担当者の「基本的な仕事・作業内容」と、ホンラボが考える「社内報担当者の一番大事な役割」をご紹介します。
まず、定期社内報発行時の社内報担当者の仕事内容をざっくりご紹介します(企画立案・取材・撮影などは社内で行うパターン)。
社内報の仕事流れの詳細は、はじめての社内報作成・制作の流れ・作り方へ。
社内報担当者の仕事内容一覧
- 社内報記事の企画立案
- 上司に企画内容の承認をもらい企画決定する
- 経営陣や社員に取材アポイント(画像素材提供の依頼など含む)
- 撮影・取材
- デザイン作成(外部制作業者に委託、または自作)
- 原稿執筆、原稿集め
- デザインデータへの原稿の流し込み(デザイン外注の場合は業者担当)
- 校正作業(固有名詞・氏名・役職・住所・電話番号などを確認)
- 印刷会社への印刷発注
社内報担当者の一番大事な仕事とは?
社内報は、社長・経営陣の意向によって存廃が決まりやすく、社長・経営陣の意向だけにそった社内報が発行されやすいメディアです。巷では残念ながら「社長・経営陣から社員への一方通行を続ける、つまらない社内報」がよく見受けられます。ホンラボは、このような「経営陣から現場社員への一方通行のつまらない社内報」を生まないためには、社内報担当者の役割が一番重要だと考えています。社内報担当者には2つの大事な役割があります。それは、「経営陣・社長の意向を翻訳して、現場社員の心に響くように伝える」、そして「現場社員たちの意向・問題を正しく経営陣に伝える」ことです。「経営陣」と「現場」にできてしまった「ギャップ」を埋める仕事、これこそが社内報の担当者に一番求められている仕事内容では、ないでしょうか。
社内報担当者が、齟齬を感じている経営陣と社員、それぞれの「伝えたいこと」と「知りたい事」を探し、社内報に掲載して、お互いがよく理解しあえるようにサポートできたら最高だと思いませんか。ホンラボは、社内報担当者には、以下の2つの大事な役割があると考えています。
「経営陣が伝えたい内容」を社員が読みたい企画へ変換する
たとえば、「社長が伝えたいと思っている経営方針」のインタビューをするばかりではなく、「社員が不安に感じ、知りたいと思っている経営方針」をうまく聞き出すことは、できていますか。もし、そのような取材ができれば、社内報によって、今よりもっと「社長と社員」をつなぐことができるはずです。そのためには、準備も当然必要です。「現場社員が経営陣に対して、聞きたいこと知りたいこと」を、常にアンテナを広げ、収集しておきましょう。現場の空気を知っている社内報担当者だけが、適切なインタビュー・取材を経営陣に行なうことができます。現場では、常に新しい問題が起きています。あらゆる部署の声をまめに集めて、その声を意識しながら、経営陣へのインタビューは行ないましょう。
もちろん、現場社員の声の中には、経営陣に対する批判など、取材では、伝えられないものも多いはず。ですが、そこは腕の見せ所です。社内報のインタビューアーに求められているのは、現場社員の批判を経営陣に伝えることでは、もちろんありません。社内報担当者に求められているのは、現場の抱える「経営方針などへの疑問」にたいする答えを経営陣からうまく引き出すことです。
そして、現場社員が経営者に対してもっているイメージもよく把握してください。そのイメージをうまく利用すれば、読者(社員)の興味を、もっと記事に集めることができます。たとえば、まじめすぎる社長のイメージがあるなら、社長の意外な柔らかい一面を引き出すなど、いろいろな工夫を試みてください。そうすれば、社員は経営者への理解をより深めるはずです。
「現場の声」を社員から聞き、経営陣に伝える
社内報の担当者ならば、きっと社長や役員などの経営陣に取材・インタビューをする機会が多いはずです。ホンラボでは、この機会こそが、絶好の社内報の企画チャンスだと考えています。
とくに、経営陣が興味を持っている業務・部署等の「現場のこと」を細かくチェックしておきましょう。経営者は、その現場に起きていることが、把握できていない、つまり、「よくわからない」から興味を持っているはずです。社内報では、経営陣が興味を持っている現場を取材したり、アンケートをとったりして、その現場の実状を経営陣に伝えることが可能です。これは社内報担当者のとても重要な役割ではないでしょうか。
社内報によって、自分が知りたい社内事情を知ることができれば、きっと経営陣も満足するでしょうし、社内報によって、現場の問題を会社上層部に伝えられた「現場社員」も満足するはずです。
ホンラボは、社内報担当者の仕事は、とてもクリエイティブだと思っています。経営陣と現場社員をつなぐ、とても大きな役割を担って、ぜひ社内報担当者の力で会社の雰囲気を大きく変えてください。
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