観光パンフレットの作り方・デザインのコツ(英語版対応)
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デザイン作成ソフト「ブックマ」での観光パンフレット作成例
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観光パンフレットを作成する方向けの基本情報をまとめてみました。以下、ご参考までにどうぞ。
観光パンフレットの目的は、大きくは2つにわかれます。以下の「A」・「B」どちらのタイプの観光パンフレットか、はっきり決めてから作成されると、目的が明確なよい観光パンフレットになるでしょう。
A.観光客集客用パンフレット
ターミナル駅や大都市のアンテナショップなどで配布するのが「集客用観光パンフレット」です。観光地の地域外で現地で持ち歩くパンフレットではないので、詳細すぎる情報は不要です。ビジュアル中心で、「行ってみたい」と思う写真や情報を掲載するのが王道です。配布する地域が決まっている場合は、配布地域在住の方にとって魅力的と思える内容を中心にしましょう。
B.来訪者用の持ち歩きパンフレット
現地に訪ねてきてくれた、観光客向けなのが「持ち歩き用パンフレット」です。このパンフレットの内容によって、お客さんがどのような体験をできるかが大きく変わります。紹介する内容は、「本当に魅力的か?」、「掲載している情報でツーリストは目的を達せられるか」など、現地に不慣れなツーリストの視点に立って、掲載する詳細情報を検討されてください。
以下に、観光パンフレット作成時の注意点をまとめてみました。ご参考にどうぞ。なお英語版観光パンフレットの作り方のコツは、さらにページ下のほうに記載してあります。
1.文字よりも写真をメインにする
WEBやスマートフォンで情報を検索・確認する方がメインの時代です。情報については、文章量を多くするより、一瞬で興味を持ってもらうよう、写真を大きく使ったりして、ビジュアル重視の誌面にするのがお勧めです。読むのに時間がかかる文字中心のパンフレットでは読んでもらえない確率が高いかもしれません。
2.詳細情報や頻繁に変更可能性のある情報はWEB等に掲載する
詳細情報・変更可能性がある情報(天候等に左右される場合など)は、WEB等に掲載して、そちらで確認できるようにするがお勧めです。情報に変更があった場合でも、WEBなら後から情報の追加・修正ができるため、パンフレットを作成しなおすなどの事態が減ります。ただ、どのツーリストにとって重要度高く、WEB等にアクセスするのが手間と思われる情報は、誌面にも漏らさず掲載することをお勧めします。
3.地図を中途半端に掲載するより、検索しやすさを重視する
スマートフォン等の端末を持っている前提で地図情報は対応します。中途半端な地図情報を誌面に掲載するよりも「QRコードなどで、地図を端末表示するようにする」か、住所をフルに記載して、グーグルマップなどを利用してもらいましょう。
4.地域外のツーリストの声を反映する
居住者の気づかない魅力を教えてくれる可能性が高いため、地域外から該当地域に移住した方、もしくは地域に来訪された方達に、ご当地で魅力に感じた点を事前インタビューするのはおすすめです。
5.ツーリストが不快体験をしないための配慮情報を載せる
情報掲載するときは、ツーリストの目的・期待を達成でき、いやな目にあわない配慮を 掲載情報を元に、「見たい・食べたい・行きたい・体験したい」と思ったツーリストが、「掲載情報をもとに現地に行けなかった」、「行ってみたもののお店が休んでいた」、「行列がすごくて、人気メニューが食べられなかった」など、現地でストレスを感じることがないように、ツーリストの立場に立った、気遣いのある注意事項を掲載しましょう。たとえば、以下のような情報です。
■売り切れることが多い品を掲載→「週末は、午後2時ころに売り切れ。確実に購入したい方は事前に電話で聞くことをお勧めします」
■行列がすごいお店を掲載→「週末のお昼頃は、最高2時間程度並ぶことがあります」
■交通が不便な景勝地を掲載→「景勝地からの帰りは、バスかタクシーですが、バスは1時間に1本程度で、夕方までです。お帰りは、タクシー会社「○○タクシー00-0000-0000」をご利用すると便利です」
このような注意事項があると、ツーリストが愉快でない体験をする可能性がぐんと減り、観光地のよい思い出が増えるかもしれません。
※フリーデザイン作成ソフトbookumaでの英語版観光パンフレット制作例。英語版観光パンフレットで便利な欧文フォントは、500フォント以上に対応しています。
英語版の観光パンフレットの作り方・デザインのコツをまとめてみました。ご参考にどうぞ。
パンフレット掲載内容に海外の方の声を生かす
海外からの来訪者向け英語版パンフレットの場合、地域に居住している外国の方、地域に観光で訪れた外国の方の声を集め、海外の方から見た、その地域の魅力を調査しましょう。きっと、居住者の気づかない魅力を教えてくれるでしょう。海外ツーリスト向けパンフレットを作成する場合は、ぜひ海外ツーリストからの情報収集を行い、パンフレットに反映されてください。また、情報を集める際は、アンケートなどの対象になった海外観光客の出身国が、狙っているターゲット・イメージの出身国とずれないように、気をつけて、情報を収集されてください。
画像を上手に活用する
地域の祭りや風習・伝統工芸・景勝地など、英語で説明しにくい・わかりにくい事柄については、無理に言葉で説明しすぎず、なるべく写真やイラストで一目で分かるようにするのがおすすめです。
地図を掲載するより、検索しやすさを重視
海外の方でも、スマートフォン等の端末を持っていることがほとんどです。観光パンフレットには、中途半端な地図を誌面掲載するよりも「QRコードなどで、地図を端末表示するようにする」か、住所をローマ字表記して、グーグルや「いつもNAVI JAPAN MAP」などの地図アプリで検索してもらうように導きましょう。
一般的な英語版パンフレットの注意点については、英語版パンフレット・カタログの作成・デザインのコツをご参考に
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