読者像が絵に描ければ、小冊子企画は成功する?

お客さまは、その本を誰に読んでほしいですか。もうとっくに決まっている。「20代の女性・ファッションに高感度・東京在住」…、とお答えになったお客さま。アメリカで注目を浴びている定番マーケティング法「ペルソナ」を、小冊子企画に採用して、さらに企画を磨いてみませんか。

 

「ペルソナ」は、読者のパーソナルイメージを極限まで描く作業。読者像を具体的に描き、購読者を増やすために、非常に有効な手法です。読者像がはっきりしないとお悩みのお客さまには、とくにお勧めです。たとえば「20代の女性・ファッションに高感度・東京在住」の読者イメージをペルソナ化すると、このようになります。

 

「東京・青山にあるメーカー本社に勤めている、25才のOL。髪型はロングが好き。実家・青森から高校卒業後上京し、港区の4年生大学を卒業。卒業後、西武新宿線の沼袋より引越しをして、現在は、目白在住。趣味は、スキューバダイビング。1年に3度程度、沖縄の慶良間諸島で潜る。好きな作家は、江國香織。彼氏は、大学4年生のときから付き合っている元同級生で27才。彼氏の現在の勤務先は、日本橋の大手証券会社…」。

 

このような読者イメージを、具体的にあたかも実在するかのように作るのが「ペルソナ化」という作業です。そして、試しに「ペルソナ」イメージを作ってみたら、次には、この「ペルソナ」の確認・検証作業をしましょう。方法は、簡単です。

 

制作した「ペルソナ」像が、読者イメージにあっているか、周囲の方に聞いて、「違和感がないか」・「ぴったりするか」を訊いてみるだけです。周囲の意見を取り入れ、「ペルソナ」イメージをさらに具体的なイメージに磨き上げましょう。できるなら、「ペルソナ」イメージを絵に描いたり、ペルソナに近いイメージの人を写真に撮ったりして、ペルソナサンプルが用意できたら理想的です。もしぴったりと読者イメージにあった「ペルソナ」がつくれたら、その出版物の企画・戦略の屋台骨はできたようなもの。きっと、記事の企画作成時や、文章を書くときに、ぶれない読者像の「ペルソナイメージ」が大きな助けとなるでしょう。

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