プロカメラマンさんの探し方とギャラ料金相場
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レベルの高いプロカメラマンの探し方
フリーペーパー・広報誌・社内報などを作成するために、プロカメラマンを探しているお客さまは、いらっしゃいますか。インターネットで「カメラマン」を検索しても探せますが、カメラマンのセンスに細かい要望があるなら、ぜひ雑誌でプロのカメラマンを探してみてください。
たとえば、美容院オーナーがカメラマンをお探しなら、まず「ヘアスタイル雑誌」・「ファッション誌」・「フリーペーパー」などの特集から、気に入った写真を見つけましょう。次に、その「特集」のスタッフクレジット(スタッフの名前)から、カメラマンの名前をチェックして、雑誌に掲載されている編集部の電話に、問い合わせをしてみてください。
同様にこの方法で、WEBメディア上でカメラマンを探して、WEBの運営者にその連絡先を訪ねるのもありでしょう。
お客さまが、カメラマンに依頼したい仕事内容(場合によっては予算も)を、編集部に伝えて、「カメラマンの連絡先」を教えてもらえるか、質問してみてください。編集部に連絡をするときは、なるべく丁寧に感じよく質問することを心がけましょう。そうすれば、「一度カメラマンに聞いてみる」との返事で、後日連絡先を教えてくれる確率がきっと高くなります。もちろん、編集部によっては、連絡先を教えてくれないこともありますので、ご了承ください。一般的には、取材を受けたことのある編集部に聞くと教えてもらえることが多いでしょう。
プロカメラマン依頼時のギャラ・料金の相場
プロカメラマンに雑誌の仕事を依頼する場合、仕事の内容によってギャラ・料金の算定基準は、2つあります。ひとつは、「時間基準料金」、もうひとつは「ページ基準料金」です。
「時間基準料金」の場合、たとえば、半日で2万円~3万円、1日で5万円くらいが、よくあるギャラの相場料金です。「ページ基準料金」の場合は、1Pあたり、1万円から3万円のギャラが相場料金です。このどちらの基準で、支払うのかは、「撮影の種類」・「写真掲載ページ数」・「カメラマンとの付き合いの程度」・「そのカメラマンの相場」などによります。一般に、高名なカメラマンだったり、誌面で大きく写真を使用したりする場合は、「ページ基準料金」での支払いになります。そして、ページ基準料金の場合は、通常2P以上写真掲載をして、「時間基準料金」の1日以上がギャラが発生するのが前提です。御社が依頼する撮影が、広告に該当する場合、カメラマンのギャラの算定は「ページ基準料金」になり、さらにギャラの金額も、雑誌などの記事の「ページ基準料金」と比べてもっと高くなります。
著名なカメラマンの広告撮影の場合は、後続時間にかかわらず、仕事1回についての最低相場料金もおおよそあります。たとえば、誌面の掲載が1Pで、短時間しか拘束しない撮影だからといっても、依頼する以上は、最低相場料金が10万円以上からだったりします。なので、著名なカメラマンに依頼するときは、誌面での掲載ページ数が少ないと、撮影ページ単価がとても高くなってしまうのでご注意ください。
たとえば、「週刊●●」みたいな雑誌で著名カメラマンが、毎週1Pの連載アイドル紹介ページを担当しているとします。出版社は、そのような場合、カメラマンの拘束時間を抑え、撮影ギャラを抑えるため、アイドルを一度に複数人呼んで、数回分をまとめて撮影して、カメラマンのギャラを抑える工夫をしています。
プロカメラマン依頼時に注意したいこと
実際に、プロカメラマンにお仕事を発注する場合は、どのような基準で、いくらくらい支払う予定なのか、事前にカメラマンに、相談してみてください。支払い基準・支払い範囲をきっちり決めておかないと、後でもめる原因になります。交通費やスタジオ代などは、通常依頼主負担ですが、いくらくらいかかってもよいのか事前に決めておかないと、必要以上に立派な、高い撮影スタジオを使われてしまうこともありますので、ご注意ください。また、カメラマンが撮影内容に興味がある場合や、今後も継続的なお仕事の発注が見込める場合は、ある程度料金・ギャラを安くしてくれる場合も当然あります。
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