グループ報が一体感・シナジー醸成に失敗する理由

グループ社内報の一体感を高める表紙デザイン作成例

グループ社内報の表紙・裏表紙のデザイン例(作成ソフトbookumaで制作)

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グループ会社の一体感を損なう誤ったノウハウ

国内・国外含めグループ会社を展開している企業の社内報担当者様、「グループ報でグループ一体感を高める」という目的は達成できていますか? なぜグループ会社向き社内報は、難しいのでしょう。その失敗の原因ともいえるのが、巷で幅広く流布している「半分だけ正解」の誤ったノウハウです。

 

それは、グループ報では、「グループ会社間に共通項を探し、それを企画・記事にして、グループ各社間の一体感を高めましょう」というもの。

一見もっともらしい提案ですが、これをそのまま実行した場合、むしろ逆効果になります。なぜでしょう?

 

それは社員の「心理」を無視した提案だからです。

たとえば、業務接点が薄いグループ関連会社同士の場合、お互いのグループ関連会社社員に対して「関係ない」とか「グループ会社といっても他社みたいなもの」とか内心感じているのが普通ですよね。

 

ましてや、M&Aなどで、いままで無関係だった会社をグループ関連会社にした場合や、業務上摩擦が多いグループ会社社員同士では、「一緒に仕事をするのは、いやだなぁ」とか「他のグループ会社の待遇は?」など, 社員同士は複雑な気持ちを抱いています。そう、マイナス感情を持っていることも少なくありません。

 

そこに、グループ報で「実は、グループ関連会社同士にこんな共通点がある! みんな同じ仲間ですよ」みたいな企画をやっても、社員は親近感を感じるどころか「会社が強制的にグループ関連会社を同化させようとしている」とストレスを覚えるでしょう。

もしあなたが、あなたが好きじゃない人と、「似ているね」と誰かにいわれたらどうでしょう。ちょっと嫌な気持ちになるのではないでしょうか。グループ会社同士についても同じです。

 

現在の心理学では、感情が思考を支配しているといわれています。グループ会社社員が関連他社にマイナス感情を抱いているうちに、無理に共通性をあおる企画は、その法則に反しています(ご興味ある方は『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』(紀伊國屋書店)など)。

 

「半分だけ正解」のノウハウでは、グループ会社間の「共通項」の強調を推薦していましたが、ホンラボは、正反対の手順での攻略企画を勧めています(続きは、「グループ社内報で、関連会社・子会社と一体感を作る企画」へ)。

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