会社案内の構成内容・作り方|中小企業向け

会社案内パンフレットの内容・作り方・構成案デザイン見本

 

bookumaで作成した会社案内パンフレットの表紙デザインイメージ

 

*デザイン作成ソフトbookumaのダウンロード⇒bookumaダウンロードページ

 

 

 

 

会社案内の内容・作り方・構成案をご紹介

中小企業が会社案内作成で成功するために、お勧めする内容・作り方・構成案を紹介します。会社案内には、「採用向け入社案内」もありますが、ここでは、「営業向け」の「会社案内パンフレット」の作り方を取り上げます。なおデザイン見本は、すべてデザインソフトbookumaで作成しました。

 

 

 

中小企業の会社案内パンフレットの作り方手順

大企業の「会社案内」は、多額の費用をかけ、企画・撮影・取材・執筆・デザインなど、全てを制作業者に委託することが多いかもしれません。

 

一方、中小企業では、会社案内の企画・撮影・取材・執筆なども自社で担当し、デザインのみを外部業者に委託する形が多いでしょう。中小企業の場合、自社作成部分が多いだけに、ノウハウ不足から効果の薄い会社案内を作りがちです。

 

それでは、中小企業が会社案内を制作する場合、どのような手順・作り方・内容なら失敗せず、成功する会社案内になるのか。一部企業でしか実行できていない会社案内の基本ノウハウを紹介します。

 

では、まず会社案内の作り方手順・企画内容の基本を紹介します。そして次に、成功する会社案内制作に必要なコツをご紹介します。

 

 

 

発行目的作成からページ台割作成まで

1.会社案内の発行目的を決める(営業ツール・信頼性向上など)

2.会社案内の予算・判型・発行部数などを調査・検討する

3.外部制作業者の利用・委託範囲を検討する(以下の何を外部委託するか検討)

4.会社案内の目的達成に必要な内容・企画を考える

5.会社案内の各企画にわりあてる「ページ台割」を作る

 

 

ラフデザイン作成(初期案から最終案作成まで)

6.内容・企画を表現するための構成案とラフデザインを考える

7.ラフデザインでは、おおよその画像サイズ・文章量も決める

8.ラフデザインを考慮して、撮影・取材等を行う

9.撮影を行わない場合、フォトストックサービスなどで画像を集める

10.取材結果や集めた画像等を考慮し、ラフデザインの最終案を確定する

 

 

自社デザインの作成から構成まで

11.ラフデザインの最終案を元に、外注か自社でデザインを行う

12.外注デザインの場合は業者選定、自社デザインの場合は作成ソフトを選ぶ

13.デザイン完成後、デザインチェックをして、最終デザイン案を決定する

14.最終デザイン案の文字数を確認後、それに合わせて原稿を書く。

15.原稿が完成したら、プリントして校正を行う(固有名詞など)

 

 

デザインの仕上げから印刷物の配布まで

16.校正を済んだ原稿をデザインデータに流し込む

17.テキストを流し込んだデザインを印刷して、再び校正作業を行う

18.印刷所を探し、見積り依頼をして、印刷を依頼する

19.印刷物が届く。会社案内を配布する

 

※各作業段階で必要に応じて、上司や社長の確認を必ず取りましょう。特に、外部業者に委託している場合、担当者の見切り発車後に、後から上司の修正依頼が発生すると、担当者は上司と外部業者の板挟みになり困る可能性が。

 

 

次に、会社案内の基本内容・構成について、以下に紹介します。

 

 

 

会社案内の企画内容・構成のデザイン見本

 

道路工事会社の会社案内における業務紹介のデザイン構成見本

 

 

 

会社・企業案内パンフレットの基本内容・構成案

 

  • プロローグ
  • 企業理念・社是・クレドの紹介
  • 業務内容紹介
  • 自社の技術・価格・サービスなど強みのアピール
  • 会社組織の紹介
  • 主要取引先の声
  • 会社沿革
  • 代表挨拶・役員挨拶
  • 会社概要・データ
  • 業務エピソード
  • 社員の声による業務紹介

 

 

会社案内パンフレットの内容・作り方事例

 

bookumaで作成したスタッフ派遣会社案内パンフレットの企画内容デザイン見本

 

 

いよいよ成功する会社案内を作るためのコツをご紹介します。

 

 

 

成功する会社案内の作り方のコツ

通常、会社案内は、自社ならではの強みをアピールすると思います。たとえば、創業年数が古い企業でしたら「経営の安定感や過去の実績」を紹介したり、高い技術力を誇る企業でしたらその技術力を紹介したり、ベンチャー企業だったら機動性の高さを紹介したり、などです。

 

自社ならではの強みを紹介するのは、もちろん間違っていません。ただ、自社の強みを紹介するだけの会社案内は、よくある普通の会社案内です。一定の効果は上げられても、思ったほど効果は上がらないはずです。なぜでしょう。

 

それは、会社案内を発行している会社は「自社の強み」を強みとしてしか認識していませんが、それを読む顧客は「アピールポイントは、ウイークポイントでもあるかもしれない」と思っているからです。

 

新たな取引に不安を抱いている読み手は、必ず「会社案内で紹介している強み」の裏側も考えます。普通、強みとはある種の弱みを含んでいるからです。たとえば、「歴史ある経営が安定した企業」というアピールポイントは、その裏に「もしかして、大企業病に陥っていたり、フットワークが重かったり、融通が利かなかったりする」というウイークポイントの存在を感じさせます(ex.M&Aに失敗した「東芝」さんのイメージなど)。

 

 

 

ウイークポイントを解消できれば会社案内は、取引先開拓につながる

会社案内の主目的は「取引しても大丈夫と思わせる信頼・安心感」を伝えることとホンラボは考えます。そして「信頼感・安心感」を伝えるために一番重要なことは何でしょう。

 

それは、会社案内の読み手が「各業界・各会社」にたいして感じているウイークポイントにきちんと答えることです。

すると、読み手は「この会社は、客の疑問・不安にきちんと向き合い、コミュニケーションをとることができる」と無意識に感じ、その会社へ信頼・安心を抱きます。

 

会社案内を作成するときは、「自社のアピールポイントだけにとらわれず、必ずその裏のウイークポイント」についても不安を除去するようなフォロー内容を紹介しましょう。たとえば以下の通りです。

 

 

 

医療機器会社の会社案内の表紙内容・デザイン構成

 

医療機器会社の会社案内。表紙は強みをアピール。中面でウイークポイントをフォロー

 

 

 

会社特徴別|効果的な会社案内のアピール方法

 

創業が古い、歴史がある企業の会社案内なら…

○アピールポイント:経営の安定性・長年の実績・大手取引先がいるなど

●ウイークポイント:硬直化・フットワークの重さ・排他性・旧態依然など

 

ウイークポイントを考慮したアピールポイントにすると…

⇒変化を恐れない伝統企業~

 

 

ベンチャー企業・新興企業の会社案内なら…

○アピールポイント:フットワークの軽さ・先進的な技術・サービスなど

●ウイークポイント:経営状態への懸念(倒産リスク)・堅実性・総合性の不足

 

ウイークポイントを考慮したアピールポイントにすると…

⇒財務は堅実経営、技術は先進ベンチャー~

 

 

専門技術・先端技術に強い企業の会社案内なら…

○アピールポイント:専門ジャンルでの高い解決力・同業種なら深い意思疎通が可能

●ウイークポイント:門外漢に不親切・わかりにくい・セールスなどに疎い

 

ウイークポイントを考慮したアピールポイントにすると…

⇒分かりやすい説明と丁寧なアフターフォローで、最先端技術をご提供

 

 

幅広く総合的にビジネス展開している企業の会社案内なら…

○アピールポイント:幅広いビジネスに対応・ワンストップサービス・豊富なスタッフなど

●ウイークポイント:専門知識が浅く感じる・何を頼むべきか不明・得意ジャンルが不明

 

ウイークポイントを考慮したアピールポイントにすると…

⇒豊富な専門技術者集団によるワンストップサービス~

 

 

大手企業との取引実績が豊富な企業の会社案内なら

○アピールポイント:官公庁・一流企業に信頼される技術と実績・経営安定性・ブランド

●ウイークポイント:中小企業を軽んじていないか

 

ウイークポイントを考慮したアピールポイントにすると…

⇒一部上場企業から個人事業主まで、懇切丁寧に~

 

 

上記のようにウイークポイントを重視する視点は、たとえば「代表挨拶」などにも応用できます。

 

たとえば、貴社代表が若く「やり手なビジュアル・経歴の場合」、フットワークの軽さや上昇志向的なプラスイメージをアピールするだけでなく、読み手に取ってウイークポイントに感じられる「経験値・堅実さ・礼儀正しさ」などについてあいさつ文でフォローを入れると、より幅広い読み手に支持されるでしょう。

 

反対に、貴社代表が年輩・重厚なイメージの場合、ウイークポイントとして想定される「親近感・フットワークの軽さ」などについてフォローを入れるとより、プラスイメージが強化されるでしょう。

 

なお、ウイークポイントをフォローする場合、可能なかぎり、データ・数字・固有名詞などのファクトを使い、ウイークポイントの不安を読み手から払拭できれば、より高い効果が上がるでしょう。また御社の所属する業界ならではのウイークポイントがある場合、それらについてもぜひフォローしてください。

 

貴社の会社案内作成が成功して、素晴らしい効果を上げますように!

 

 

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